電動チャリ

バズマス

2009年10月31日 13:36





今話題の電動チャリを購入した。
いきさつはこうである。伊豆高原に住み始めて30年、住み始めてちょっと経った頃、雑誌「POPEYE」などで、(若かったね~)アメリカのマウンテンバイク(MTB)の紹介記事が出た。これを見て、これっきゃないとばかりに飛びついたのだ。(ミーハーというか・・)その頃東京でもMTBを取り扱っている店は数軒しかなく、今はなき世田谷の代田にあったWildCatという店から2台(一台は女性用)を取り寄せ、今でも変わらないコースを毎日毎日夫婦で乗っていた。30年前の伊豆高原や、その奥の池のたんぼ周辺では変な奴と見られていたと今になって思う。

その後、国産でもMTBが数多く販売され、値段も安価になったので何台か乗りつぶし今に至っている。最近では家人は膝などの関節が弱いため、あまり乗らなくなり、歩き専門になった。私が乗っているMTBもだいぶガタが出てきて、部品交換などの修理が必要となり、しばらく家人と朝歩きをやっていた。そんなとき、新品の自転車に乗るお客様のSさんご夫婦と池の田んぼで出会った。Sさんは以前ぶんぶんオヤジが一人で自転車に乗っている頃、池の田んぼで出会い、「へー自転車いいなー」と言っていた方である。その時Sさんは奥様と散歩中であった。
立場逆となり、Sさん自転車、ぶんぶんオヤジ達歩きという場面で、「え~自転車買ったんですか?」という会話から始まり、自転車が体型に合わず3回くらい転けている事、奥様が乗っている電動自転車の話などをしてその場は別れた。

後日、田んぼでまたSさんと会い、転けそうで危ないという奥様の話を聞き、
「体にあわないのなら、大けがする前に自転車捨てた方がよいですよ!捨てるんだったら僕拾いますから・・」などとからかい半分で声をかけた。





そうしたら、「元はといえば、あなたの姿を見て自分も自転車乗ろうと思って買ったわけだし、ただであげるというのもなんだから、安価で引き取ってもらえれば、体型に合ったのを買うから・・」という話に進み、結局買って一ヶ月しかたたない自転車をぶんぶんオヤジが引き取ることになった。こちらも自転車どうにかしたいと思っていた矢先だったので、渡りに船という感じで万々歳である。
しかもSさん、自転車の代金は現金ではなく、バズハウスの食事券にしたらどうかと提案されてきた。そして、Sさんが作られた食事券がこれである。



当店始まって以来初めての食事券で、Sさんが代金分の食事券を持っていらしたのでそれに当店のシーリングスタンプを押して完成させた。まめな方である。脱帽!

かくして、ぶんぶんオヤジは新しいMTBチャリを手に入れた。




毎日池の田んぼを歩いているより、一日おきに歩き、自転車という運動の方が使う筋肉も違うので効果的なのではないかと家人と話をしていた矢先だったので、家人の自転車をどうするかという話になった。家人はひざなどの関節が弱いので、いまさらMTBに乗り間接を不具合にしたくないし、Sさんの奥様の電動ママチャリを見て、「この辺だとあー言う自転車も良いね。」なんて話していたので、電動自転車を検討することとなった。Sさんからママチャリタイプでなく、最近スポーツタイプの電動が出ていて、かっこいいという話を聞き、形から入るオヤジとしてはぐらっと来た。
そこで、WEBなどで調べてみたら、電動スポーツタイプを販売しているのは、主にパナソニック、ヤマハ、ブリジストンであることが分かった。
最初パナソニックのハリヤにしようかと検討していたが、ブリジストンのリアルストリームとカタログ比較をしていて、リアルストリームには坂道や走り出しのみアシストし、一定の巡航速度に到達するとアシストを自動でOFFするオートエコモードプラスというモードがあり、バッテリーの節約、スポーツ走行とアシスト走行を両立した走りが出来ることが分かり結局ブリジストンを購入することに決めた。ハリヤは平地でもアシストが入るので運動には不向きかなと判断したわけだ。





1ヶ月ほど乗車しての感想は、一般的に電動自転車に乗っていると運動にならないとも思われがちだが、そんなことはなく室内自転車と同じような走りを野外で楽しめるということ。(つまり一定の力で坂道も平地も走れるので体に無理がなく楽しめるということ。)アシスト力が去年までのものの倍になっているので、かなりの坂でもすいすい登れること。(ぶんぶんオヤジがヒーヒー言いながら立ちこぎして登っている横を笑いながら座りこぎで追い越してゆくのを見ているとがっくりする。)充電時間はそんなにかからないが、出来れば下り坂で充電するプリウスのような機能が付いていればと思う。(三洋のエネループ・ママチャリはこの機能が付いているようだ。)






(S氏撮影無断借用)

まあ今のところそんなもんだが、また先々記事にしたいと思う。
家人に言わせれば、電動自転車があればどこへでも行けるという感覚になるという。ぶんぶんオヤジも、ひーひー言いながら歯をくいしばり登ってゆく年齢はとっくに過ぎたのかもしれない。適当に運動になり楽しめれば、そして、行動が広がればそれでいいのかもしれない。
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