「海王丸」登しょう礼＠清水港

「海王丸」の追っかけでは決してないのだが、結果的には追っかけになってしまった。

先日伊東港に仮泊している「海王丸」の姿を撮影し、このブログにも掲載したが、その後、地元の新聞や、静岡の放送によると清水港に寄港したとのことだった。風が強いために伊東港に仮泊していたとのことで、火曜日の夜のニュースで、１１月３０日水曜日に清水港を出港するとのニュースを流していた、出港時には「登檣礼」（とうしょうれい）を行うという。「登檣礼」は大昔に晴海でたしか「日本丸」のを見て以来だ。これは見る価値がある。しかも店は休み。最近身内の通院やら入院で毎週あちこちの病院に行っていたので、気分転換に清水港に行こうという事になり、スケジュールをWEBで調べた。「登檣礼」そして出港は３時からということなので、伊豆高原をゆっくり出発出来る。というわけで、翌日は清水港までのドライブとなった。清水は行ったことがない初めての地だ。はたして、午後２時３０分に清水港日の出埠頭近くの駐車場に到着。清水マリンターミナル前に停泊する「海王丸」の姿を見ることが出来た。マリンターミナルの階段を上り、港に面するデッキでカメラを構えた。





乗組員がマストに整列すると船は岸壁を離れ始めた。そして、舳先や帆桁に立った乗組員が「ごきげんようー」と３回帽子を振りながら挨拶する。








そして出航していった。感動的な船出だった。たかだか１時間位の滞在で、清水港を引き上げてきたが、充実した一日だった。





Wikiによると登檣礼（とうしょうれい、Manning the yards）とは帆船の出航時に船員が帆桁（ヤード）などに配置し、見送りに来た来客に対する謝礼を意味する儀式とのこと。