山羊のいる風景

所用があり、伊豆高原オルゴール館の駐車場に車を入れ車を降りたら、前の草っぱらに何やら犬より大きな動物の姿、その横に館長さんが立っていた。

館長さんに用事があったので、そこまで歩いていって「こんにちは」と声をかけ動物を見たら、なんと「山羊」。聞けば、館長さんのペットとのこと。純然たる日本の山羊で「トカラ山羊」というトカラ列島の山羊だそうだ。伊豆高原の国道の脇の草っぱら、チェーン店のドラッグストアの前に何とものどかな景色が広がっていた。山羊は館長さんが持ってきた葉っぱを食べるのに夢中だった。




館内で話しを終え、薄暗くなり始めた駐車場に戻る時、山羊はこちらを見て「め〜」と鳴きながら、前足をあげてばたばたしていた。家に帰る時間が近づいているからなのか、背景とは異なる非現実的な風景だった。