落雷、やられたー
1月4日の夜中というか5日の午前0時30分と言った方が良いのか、うちから10メートルほどの前の保養所の横に雷が落ちた。
落ちた場所がそこであるとある程度断定出来たのは2~3日たってからのことであったが、今まで経験したことのない雷の落ち方であった。
11時半すぎに遠くの方で雷鳴がかすかにあったような気がした。丁度ネットに繋がっていたので、すぐに天気のウエブに切り替えたら、伊豆北と伊豆南に雷注意報がでていたので、これから寝ようとしていた私は長男と次男に、「おーい、ネット切るからな。雷来そうだから。」といってモデムやらパソコンやらプリンターやらのコンセントをすべて抜いて回った。「えー、抜いちゃうの?」息子たちからそのような返事があったのを覚えている。そして、さっさとベットに潜り込んだわけだが、寝始めて約10分後、いきなり、なんの前触れもなく「ドカーン」と大きな音。
「わっ」と言って飛び起きた。一瞬テポドンか?と思ったくらいびっくりした。
息子達の話では北側の窓が一瞬青くなりドカンと来たという。雷が落ちたのは間違いない。どこか燃えているのではと北側の窓から見たが別に異常はなさそうだ。(後日分かったことだが、どうも落ちたのは反対の南側、約十メートル先の場所だった。)息子達もインターネットを元から切ってしまったのであきらめて、ベットの上でゲーム機で遊んでいたり本を読んでいたという。間一髪パソコンは救われ、やれやれといった感じで床に入った。
翌朝、店の厨房をのぞいたら、冷凍庫がエラー表示、テーブル型冷蔵庫は電源が入っていない。製氷機がやけに静かだ。結局3台すべてが壊れていた。
おまけに2本のうちの一本の電話がつながらない。表を見ると東電とNTTの車が来ていて電柱によじ登っている。前の東洋電機製造の保養所に行き、管理人のIさんに聞いたら電話やパソコン、入り口の自動ドアがやられているという。電柱から来ている電話線の保安器にいたっては、粉々に飛び散って地面に散らばっていた。ヒェーという感じで家に戻り、さっそく電話会社に電話し、午後に見にきてもらうことになった。
はたして、電話会社の係の人が来て調べてもらったが外部の引き込み線は問題ないという。屋内の線に問題があるという。電話線が一番先に繋がっているクレジットカード読み取り機の電源を入れたら全く入らない。これが原因ではと、読み取り機から電話線を外し電話機に直結したらかかるようになった。
結局最終的にうちの被害は厨房機器5台とカード読み取り機。どれも被害度が大きく、なかには修理不能のパーツもある。また、カード読み取り機は保安上修理をすることが出来ず交換という。一応、昨年掛け替えた保険の対象になっているようなので、一安心したが、被害は甚大である。
以前近くに落雷があり、電子レンジの中が火を吹き、パソコンが一台やられたことがあるが、それ以来、雷には敏感になっている。
近所の被害を調べたら、右隣は電子レンジ、電話、テレビ、パソコン、左隣はテレビ、斜め後ろはエアコン、電話、後ろはパソコン、後ろの並びは電話とインターフォン、前の保養所は自動扉のセンサー、エアコン、パソコン、テレビ、電話、ファックス、斜め前はパソコン、50メートルくらい離れた店でパソコン。100メートルくらい離れた研修所では水道供給の大元の基盤・・けっこう周りに被害があることが分かった。パソコンはそこら中で不具合とのことで、改めてコンセントを抜いたことが不幸中の幸いであることが分かった。聞けば斜め前の家の人が寝ていたら、ドカンという音と同時に東側の窓が真っ赤になり火柱が立ったという。思わず飛び起き、火事かとそとを見続けたが異常がないようなので寝たという。その際家の四方にあるセンサーライトが点灯しっぱなしになったそうだ。
雷の被害は突然やってくる。雷注意報が出たり遠くで雷の音がしたら、特に電子基板を持つ機械のコンセントはすべて抜くべきだ。また、電話線も繋がっていたら外した方が良い。電話線を伝わってくることもあるという。ちなみに、うちの配電盤は営業を行っていることもあり、大元の漏電ブレーカーの下に28個の漏電ブレーカーが個別のコンセントごとにつけられている。今回の落雷では4個のブレーカーが落ちていたが、壊れていた厨房機器のうち2台はその先に繫がれていたものだった。よくある市販の雷防止の器具(コンセントにつけたりする)なども近くの落雷の場合全く用をなさないということである。念のためエアコンを調べにきた電設業者の人は、アースから逆に入ってくる場合もあるので手の打ちようがないと言っていた。
年末ジャンボは300円しか当たらないのに、正月早々それより確率が悪そうな雷に当たるとは・・とほほ、次の宝くじにかけてやる。
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