葉山の海

バズマス

2009年10月05日 21:28





久しぶりの湘南だ。
葉山神奈川県立近代美術館で「アンリ・リヴィエール展」というフランスの浮世絵師の展覧会をやっていることを日経の美術欄で見て行きたくなり出かけた。
美術館は小さくまとまった良い美術館で、鎌倉の近代美術館は昔行ったことがあるが、葉山にこんなきれいな分館があるとは知らなかった。
肝心の「アンリ・リヴィエール展」は画家自身が日本の浮世絵のコレクターでもあったことから、その所蔵の日本の浮世絵が、影響を受けた作品と思われるものの横に展示されていて見比べることが出来るようになっていた。広重の東海道53次などの作品に見られる波のしぶきなどはやはり圧倒的なものであり、フランスの画家の作品は異質なものと感じられた。作品数も多く見応えのある展覧会であったが、日本の浮世絵の保管程度の良さに目を奪われてしまったというのが、率直な感想である。海の風景の作品も多く、葉山の美術館の立地にぴったりの展覧会であったと思う。帰りがけに葉山の鐙摺海岸に行った。丁度中央大学のヨットが練習中で、海岸から眺める景色は、左奥のフランス料理屋さんの建物が妙に異国情緒をかもしだしていた。






「アンリ・リヴィエール展」は10月12日(月。祝日)まで神奈川県立近代美術館 葉山で開催されている。
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